行政書士で老後の副業!建設業許可申請の報酬相場と成功のコツ

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行政書士資格を活かした老後の副業として、建設業許可申請業務は報酬相場が新規申請で10万円から35万円、更新申請で5万円から10万円と高額であり、安定した需要が見込める有力な選択肢です。行政書士は年齢制限がなく生涯現役で働ける国家資格であり、自宅開業も可能なため、定年後の収入確保に適しています。本記事では、行政書士資格の特徴から建設業許可申請業務の詳細、報酬相場、副業として成功するためのポイントまで、老後の働き方を考える方に向けて詳しく解説します。

目次

行政書士とは何か

行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格であり、官公署に提出する書類の作成とその代理、権利義務に関する書類の作成、事実証明に関する書類の作成などを業務として行う専門家です。取り扱える書類は1万種類以上とも言われており、許認可申請から契約書作成、相続手続きまで幅広い業務に携わることができます。

行政書士法第1条の2では「行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成することを業とする」と定められています。つまり、行政書士は行政手続きのスペシャリストとして位置づけられており、複雑な申請書類の作成や代理申請を通じて、依頼者の負担を軽減する役割を担っています。

行政書士資格の最大の特徴は、年齢制限がないことです。資格取得に年齢の上限はなく、一度取得すれば有効期限もありません。会社員時代に資格を取得しておき、定年退職後に行政書士として開業するという選択肢も可能です。実際に60代、70代で活躍している行政書士も少なくなく、定年後に開業して月に15万円から20万円程度の報酬を得ている事例も報告されています。

行政書士資格を老後の副業に活かすメリット

老後の副業として行政書士資格を活用することには、複数の重要なメリットがあります。

開業コストが比較的低い点が挙げられます。自宅を事務所として使用することが認められているため、事務所を借りる必要がありません。パソコン、プリンター、FAXなど最低限の設備があれば開業可能であり、飲食店のように多額の設備投資が必要ではありません。初期費用を抑えて開業できる点は、老後の起業を考える人にとって魅力的です。ただし、行政書士会への登録費用として約25万円から33万円程度が必要となります。

働き方の柔軟性も大きな魅力です。行政書士の仕事の範囲は広く、簡単なものから複雑なものまで様々です。請け負う仕事の範囲を広くしてバリバリ働くことも、自分である程度仕事の量を絞ってゆったりとしたペースで働くことも自由です。体力や健康状態に合わせて仕事量を調整できることは、長く働き続ける上で重要なポイントとなります。

これまでの人脈を活かせる点も見逃せません。定年後に行政書士として活動する場合、何十年もの間に築いてきた人脈を活用できます。営業職であれば多くの取引先や顧客との付き合いがあり、また学生時代の同級生が相続や遺言といった悩みを抱え始める年代でもあります。これらの人脈は、開業後の顧客獲得において大きな強みとなります。

行政書士試験の難易度と合格に必要な勉強時間

行政書士試験の合格率は例年10%から15%程度で推移しています。2024年度試験では受験者数47,785人のうち6,165人が合格し、合格率は12.90%でした。偏差値でいえば62程度とされ、決して簡単な試験ではありませんが、司法書士や税理士などと比較すると合格しやすい部類に入ります。

合格に必要な勉強時間は、独学で800時間から1,000時間程度、通信講座などを利用すれば500時間から600時間程度が目安とされています。1日2時間の勉強を続ければ、1年から1年半程度で合格を目指すことができます。

試験科目は法令科目と一般知識科目で構成されています。法令科目には憲法、行政法、民法、商法、基礎法学が含まれ、一般知識科目には政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解が含まれます。試験範囲が広いことが難易度を上げている要因の一つとなっていますが、計画的に学習を進めることで合格は十分に可能です。

行政書士の登録費用と維持費用

行政書士として活動するためには、試験合格後に各都道府県の行政書士会に登録する必要があります。登録には以下のような費用がかかります。

費用項目金額
登録手数料25,000円(全国共通)
登録免許税30,000円(収入印紙)
入会金150,000円〜250,000円(都道府県により異なる)
会費前払い3か月〜4か月分

主要都道府県の登録費用は、東京都が約276,000円、神奈川県が約329,000円、大阪府が約305,000円、埼玉県が約255,000円、北海道が約255,000円、千葉県が約305,000円となっています。登録費用は都道府県によって異なりますが、概ね25万円から33万円程度を見込んでおく必要があります。

年会費については、東京都の場合は月額6,000円で年間72,000円となっています。各都道府県で差がありますが、年間60,000円から80,000円程度が相場です。また、行政書士会に登録すると支部への加入も必要となり、支部会費として年間5,000円から10,000円程度が追加でかかります。

年会費を滞納すると、まず行政書士会から催促を受けます。一定期間支払いに応じない場合は会員資格が停止され、5年以上の長期滞納では廃業勧告を受け、氏名や事務所名が公表されることになります。副業として行政書士活動を行う場合でも、年会費の支払いは義務であるため、収入とのバランスを考慮した上で登録を検討する必要があります。

副業としての行政書士活動の条件

行政書士法において、副業で行政書士の仕事を行うことは禁止されていません。会社員などの本業がある人でも、兼業で行政書士の仕事をすることは可能です。行政書士はパソコンなどの設備さえあれば在宅でもできる仕事であり、副業との親和性が高いと言えます。

副業として行政書士活動を行うためには、いくつかの条件を満たす必要があります。第一に、行政書士会への登録が必要です。資格を持っているだけでは行政書士として業務を行うことはできず、各都道府県の行政書士会に登録して初めて行政書士として活動できます。第二に、行政書士事務所の表札を掲示する必要があります。自宅を事務所とする場合でも、表札の掲示は義務となっています。第三に、一部の業務では平日の稼働が必要になります。官公署への申請手続きは平日しか対応していないことが多いため、完全に週末だけで完結できない業務もあります。第四に、電子申請を行う場合は行政書士電子証明書の取得が必要になります。

副業を始める前に本業の就業規則や契約書を確認することが重要です。特に公務員や特定の企業に勤務している場合、副業禁止規定があることがあります。公務員の場合は副業が原則として禁止されているため、注意が必要です。

副業として行政書士活動を行うメリットと注意点

副業として行政書士活動を行うことには、いくつかの重要なメリットがあります。

リスクを抑えて経験を積むことができる点がまず挙げられます。開業直後になかなか仕事が取れなくても、本業が収入面をカバーしてくれます。いきなり独立するよりも精神的な余裕を持って業務に取り組むことができます。

将来の独立に向けた準備ができる点も重要です。副業として取り組むことで、本業の収入を得ながら実務の経験を積み、人脈を築いた上で開業できます。定年退職後にスムーズに本格的な活動に移行することが可能となります。

老後の収入源を確保できる点も大きなメリットです。行政書士には定年がないため、生涯現役として仕事を続けることが可能です。副業として始めておくことで、定年後も継続的に収入を得る基盤を作ることができます。

一方で注意点もあります。平日の稼働が必要になるケースがあること、企業によっては副業が禁止されている可能性があること、登録費用と年会費の負担があることを認識しておく必要があります。副業で十分な収入が得られない場合でも年会費は発生するため、採算が合うかどうかを事前に検討しておくことが大切です。

副業向けのおすすめ行政書士業務

副業として取り組みやすい行政書士業務には、いくつかの種類があります。

車庫証明業務は副業として取り組みやすい業務の代表格です。必要な書類を郵送やインターネットでやり取りするだけで済むことが多く、依頼者との打ち合わせも最小限で済みます。本業以外の時間を使った対応が可能であり、週末や夜間の作業で完結できます。報酬は1件あたり5,000円から15,000円程度が相場とされています。

宅建業免許・飲食店営業許可申請は、行政書士が依頼主のもとを訪ねれば対応できるケースがほとんどです。自分の都合に合わせたスケジュールを組みやすく、副業としても取り組みやすい業務です。これらの許可申請は需要が安定しており、一度顧客を獲得すれば更新時にもリピートが期待できます。

補助金申請サポートは報酬が高額になることが多いため、効率よく稼ぎたい人におすすめです。報酬は補助金額の10%から20%程度が相場とされており、例えばものづくり補助金で500万円の補助金申請をサポートし採択された場合、50万円から100万円の報酬となることもあります。時間や場所を選ばずに対応できるため副業に向いていますが、補助金制度についての知識や申請書類作成のスキルが必要となります。

相続手続きの書類作成は比較的短期間で完了できる業務であり、週末だけの活動でも対応可能なケースが多いです。報酬は案件の複雑さによって異なりますが、遺産分割協議書の作成で30,000円から80,000円程度が相場とされています。

外国人のビザ申請業務は専門知識が求められる分、競争が少なく安定した需要があります。オンラインでのビデオ会議を活用することで、効率的に業務を遂行できます。入管業務を行うためには入国管理局への届出が必要となりますが、専門性を高めることで差別化を図ることができます。

記事執筆・講師業務も副業として取り組みやすい業務です。ノートパソコンさえあればいつでもどこでも仕事ができるため、時間や場所の制約が少ないです。原稿料は1,000文字あたり2,000円から8,000円程度とされており、行政書士としての認知度向上にもつながり、営業活動としても効果的です。

建設業許可とは何か

建設業許可とは、建設業を営む者が一定規模以上の工事を請け負う際に必要となる許可です。工事代金が500万円以上の工事、建築一式工事の場合は1,500万円以上の工事を請け負う場合に許可が必要となります。

建設業許可を取得せずに一定規模の建設工事を行うと、建設業法違反として3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処されます。このため、多くの建設業者にとって建設業許可の取得は必須となっています。

建設業許可には、2つの一式工事である土木一式工事と建築一式工事、そして27の専門工事の計29業種があります。また、営業所が一つの都道府県内にのみ存在する場合は知事許可、複数の都道府県に営業所がある場合は大臣許可となります。さらに、下請けに出す金額によって一般建設業許可と特定建設業許可の区分もあります。

建設業許可申請における行政書士の役割

行政書士は建設業許可申請において重要な役割を担っています。許可の要否や許可条件を満たしているかの判断を行い、必要な書類を作成し、代理申請を行います。行政書士法第1条の2および第1条の3に基づき、官公署に提出する書類の作成と代理申請が認められています。

建設業許可の申請書類作成は複雑で専門的な知識が必要となります。現場に出ている忙しい建設業者にとって、書類作成や役所への提出は大きな負担です。行政書士に依頼することで、建設業者は本業に集中することができます。

行政書士の建設業許可業務のメインターゲットは中小企業と個人事業者です。大手ゼネコンなどは法務部門を抱えており、建設業許可の管理は自社で行うのが一般的ですが、中小企業や個人事業者(一人親方など)は自身で行うか行政書士に外注していることが多いです。建設業界は中小企業が多いため、需要は安定しています。

建設業許可の要件

建設業許可を受けるためには、いくつかの要件を全て満たす必要があります。

第一に、経営業務の管理を適正に行う能力を有することが求められます。具体的には、経営業務管理責任者を配置する必要があります。経営業務管理責任者とは、営業所において営業取引上対外的に責任を有する地位にあり、建設業の経営業務について総合的に管理し執行した経験を有する者のことです。

経営業務管理責任者の要件として、許可を受けようとする建設業に関し5年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者、許可を受けようとする建設業以外の建設業に関し6年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者、または許可を受けようとする建設業に関し経営業務の管理責任者に準ずる地位にあって経営業務の執行に関して権限委譲を受け執行役員等として5年以上建設業の経営業務を管理した経験を有する者のいずれかに該当する必要があります。

2020年10月の法改正により、常勤役員等に経営業務管理責任者としての経験がなくても、一定の経験を有し常勤役員等を直接に補佐する者を別に配置することで要件を満たすことができるようになりました。

第二に、専任技術者を有していることが求められます。各営業所に技術者を配置する必要があります。第三に、請負契約に関して誠実性を有していること第四に、請負契約を履行するに足る財産的基礎または金銭的信用を有していることが求められます。また、欠格要件に該当しないことも必要です。

行政書士に依頼できる建設業許可関連業務

建設業許可に関して行政書士に依頼できる業務は多岐にわたります。

建設業許可の新規申請では、建設業を開始する際に必要な許可の取得を代行します。建設業許可の更新申請では、5年ごとに必要となる許可の更新手続きをサポートします。決算変更届の提出では、事業年度終了後の決算報告を代行します。この届出は毎年提出が必要です。業種追加の申請では、既存の建設業種に新たな業種を追加する際の申請をサポートします。経営事項審査では、公共工事の入札参加資格を得るための審査申請を代行します。各種変更届の提出では、許可内容に変更が生じた場合の手続きを代行します。

その他にも、登録電気工事業者登録申請、建築物清掃業登録申請なども行政書士の業務範囲です。

建設業許可申請に必要な書類

建設業許可申請に必要な書類には、手続きに応じた申請書類である建設業許可申請書や変更届出書、法人の場合は登記簿謄本である登記事項証明書(個人事業主の場合は住民票の写しなど)、貸借対照表や損益計算書など直近の決算状況を示す財務諸表、経営業務の管理責任者に関する経歴書や資格証明書、専任技術者に関する資格証明書や実務経験証明書などがあります。これらの書類を適切に準備し、正確に作成することが許可取得の鍵となります。

建設業許可申請の報酬相場

建設業許可申請における行政書士報酬の相場について詳しく見ていきます。

新規申請の報酬相場

建設業許可の新規申請における行政書士報酬の相場は以下の通りです。

許可の種類報酬相場
一般知事許可(個人)100,000円〜110,000円程度
一般知事許可(法人)120,000円〜150,000円程度
特定知事許可(法人)150,000円〜200,000円程度
大臣許可(法人)150,000円以上

日本行政書士連合会の報酬額統計調査によると、個人の知事許可の場合は100,000円から110,000円、法人の場合は知事許可・大臣許可ともに150,000円を報酬額に設定している行政書士が多いという結果が出ています。ただし、報酬額は幅が広く、10万円から35万円程度の範囲で設定されることが多いです。建設業者の規模、申請の難易度、実務経験証明の必要性、営業所の数など様々な要因により金額が決定されます。

更新申請の報酬相場

建設業許可は5年ごとに更新が必要です。更新申請の報酬相場は以下の通りです。

許可の種類報酬相場
知事許可(一般)50,000円〜70,000円程度
知事許可(特定)60,000円〜80,000円程度
大臣許可(一般)80,000円〜100,000円程度
大臣許可(特定)100,000円〜120,000円程度

更新申請の場合、最安値で3万円、最高値で10万円という調査結果があり、一般的には5万円から10万円程度が多いです。

決算変更届と その他業務の報酬

建設業許可を持つ事業者は毎年決算変更届を提出する義務があります。決算変更届の報酬相場は、個人事業者で22,000円から33,000円程度、法人事業者で30,000円から40,000円程度です。決算変更届は毎年発生する業務であるため、一度顧客を獲得すれば継続的な収入源となります。

その他の業務については、業種追加申請が50,000円から100,000円程度、各種変更届が20,000円から50,000円程度、経営事項審査が80,000円から150,000円程度、入札参加資格申請が30,000円から80,000円程度となっています。

法定費用

行政書士報酬とは別に、申請者が負担する法定費用が必要となります。知事許可の場合は許可手数料90,000円、大臣許可の場合は登録免許税150,000円、更新申請の場合は50,000円がかかります。これらは行政書士報酬には含まれません。

報酬設定における注意事項

「業界最安値」など格安をうたう事務所もありますが、建設業許可申請において最も重要で時間を要するのは事前準備です。各種証明書などの添付書類の収集が金額に含まれているか、別料金・追加料金の有無などをよく確認する必要があります。依頼前には複数の行政書士事務所から見積もりを取り、サービス内容と費用を比較検討することが推奨されます。安さだけで選ぶと、結果的に追加費用がかかったり、対応が不十分だったりすることもあります。

老後に行政書士として成功するためのポイント

老後に行政書士として成功するためには、いくつかの重要なポイントがあります。

人脈を活かすことが成功への第一歩です。定年後に行政書士として活動する大きなメリットの一つは、これまで何十年もの間に築いてきた人脈を活かせることです。営業職であれば多くの取引先や顧客との付き合いがあります。建設業許可申請業務においても、建設業界に知り合いがいれば仕事を得やすくなります。元々建設会社に勤務していた人であれば、業界の知識と人脈を活かして活躍できる可能性が高いです。

専門分野を持つことも重要です。行政書士の業務範囲は非常に広いですが、全ての分野に精通することは難しいです。成功している行政書士の多くは、特定の分野に特化しています。建設業許可申請は専門性を発揮しやすい分野の一つであり、建設業法や関連法規に詳しくなり顧客の信頼を得ることで、リピートや紹介につなげることができます。建設業許可を軸に経営事項審査や入札参加資格申請など関連業務にも対応できるようになれば、顧客あたりの売上を増やすことができます。

マーケティング力を磨くことも欠かせません。資格を持っているだけでは稼げないことを認識しておく必要があります。行政書士登録して事務所を構えても、ただ待っているだけでは依頼は来ません。ホームページの作成、SNSでの情報発信、セミナーの開催など、自分から見込み客にアプローチしていく姿勢が重要です。特にインターネットを活用した集客は副業でも取り組みやすい方法です。

継続的な学習も成功の鍵です。法律や制度は常に変化しています。建設業法も定期的に改正が行われており、最新の情報をキャッチアップし続ける必要があります。行政書士会の研修や勉強会に参加したり、専門書を読んだりして、常に知識をアップデートしていくことが大切です。継続的な学習姿勢が顧客からの信頼につながります。

副業収入の目安と現実的な心構え

日本行政書士会連合会による報酬額の統計によると、行政書士の案件報酬は平均して約10万円という結果が出ています。副業で行政書士をする際は時間が限られることを加味して、1か月に10万円の売上があればかなり良い方とされています。ただし、これは売上であり、経費や年会費を差し引いた手取りはこれより少なくなります。年会費だけでも年間7万円から8万円程度かかることを考慮する必要があります。

定年後に行政書士として成功している事例として、61歳の元公務員男性が定年後すぐに行政書士資格を取得し、在宅で書類作成代行の仕事をして月に15万円から20万円を得ているケースがあります。公務員時代の経験や人脈を活かしていることが成功の要因と考えられ、在宅でできる業務に特化することで効率的に仕事をこなしています。

定年後に行政書士を目指すなら、資格を持っているだけでは稼げないことを認識しておくべきです。資格の取得はゴールではなくスタートです。開業直後は仕事がなかなか取れないことも珍しくありません。副業として始める場合は、本業の収入があるうちに実績を積み、人脈を築いていくことが重要です。また、全ての人が成功するわけではないという現実も認識しておく必要があります。マーケティング力、コミュニケーション力、専門知識など、様々な能力が求められます。

建設業許可申請業務を副業で行う際の実践ポイント

建設業許可申請業務を副業で行う際には、いくつかの実践的なポイントがあります。

平日対応の工夫が必要です。建設業許可申請は官公署への提出が必要であり、基本的に平日の対応が求められます。副業として行う場合は、有給休暇を活用して申請に行く方法、電子申請を活用して窓口訪問を減らす方法、同業の行政書士と協力体制を築き必要に応じて窓口対応を依頼する方法などが考えられます。

顧客とのコミュニケーションについては、建設業者は日中は現場に出ていることが多いため、打ち合わせは夕方以降や週末になることも多いです。これは副業で行政書士をする人にとっては好都合です。メールやLINEなど非同期のコミュニケーション手段を活用することで、本業の時間中でも顧客対応が可能になります。

効率的な業務遂行も重要です。副業では使える時間が限られるため、申請書類のテンプレートを整備しておくこと、よくある質問への回答集を用意しておくこと、クラウドサービスを活用して書類管理を効率化することが効果的です。

適正な価格設定も欠かせません。副業の場合、フルタイムで活動している行政書士と比べて対応できる案件数が限られます。安易な値下げは収益性を悪化させるだけでなく、業界全体の価格水準を下げることにもつながります。適正な報酬を請求し、それに見合う価値を提供することを心がけるべきです。

まとめ

行政書士資格は、老後の収入源を確保するための有力な選択肢の一つです。特に建設業許可申請業務は需要が安定しており、報酬も比較的高額であることから、副業や老後の仕事として適しています。新規申請で10万円から35万円程度、更新申請で5万円から10万円程度の報酬が期待でき、決算変更届は毎年発生するため継続的な収入源となります。

行政書士資格の魅力は、年齢制限がなく生涯現役で働けること、開業コストが比較的低いこと、自宅で開業できることなどが挙げられます。一方で、登録費用や年会費の負担、平日対応の必要性、集客の難しさなどの課題もあります。

成功するためには、人脈の活用、専門分野の確立、マーケティング力の向上、継続的な学習が重要です。資格を取得しただけで仕事が舞い込むわけではなく、積極的な営業活動が必要です。副業として始める場合は、本業の収入があるうちに実績を積み人脈を築いていくことで、定年後のスムーズな移行が可能となります。老後の経済的安定と社会とのつながりを両立させる選択肢として、行政書士資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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