60歳から月30万稼げる資格は士業以外だと何がある?宅建士や電験三種を解説

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60歳を過ぎてから月30万円を稼げる資格は、弁護士や税理士のような士業を除いても複数あります。宅地建物取引士やマンション管理士、タクシー運転手が持つ普通第二種免許、日本語教師の国家資格である登録日本語教員などは、60代からの取得例やシニア歓迎の求人が目立ち、歩合や実務経験を組み合わせれば月30万円台に届く可能性があります。この記事では、士業を除いた資格のなかから60歳前後で挑戦しやすいものを、想定される収入や求人の傾向とあわせて紹介します。同じ資格でも勤務先や雇用形態、地域によって収入は大きく変わるので、あくまで目安として読んでください。

目次

60歳からの資格選びは職歴を活かせるかどうかで結果が変わる

60歳を過ぎてからの就職や転職では、企業側が即戦力性や体力面を重視する傾向が強くなります。20代や30代の転職とは前提が違うため、資格を選ぶ段階から戦略を立てておく必要があります。

まず、人手不足が慢性化している業界を選ぶと、年齢を理由に門前払いされにくくなります。介護、設備管理、運送、警備といった分野は、60代の応募を歓迎する求人が目立ちます。次に、これまでの職歴と関連する資格を選ぶと、未経験分野への挑戦より即戦力として評価されやすくなります。不動産の仕事をしてきた人なら宅建士、介護職の経験があればケアマネジャーというように、自分の強みの延長線上にある資格を選ぶのが基本です。さらに、歩合制や実績連動の仕事を選択肢に入れると、年齢によるハンデを実力でカバーしやすくなります。タクシー運転手や不動産営業がその代表例です。

宅建士は独立開業なら仲介手数料がそのまま月30万円台の収入になる

宅地建物取引士は、受験資格に年齢制限や実務経験の条件がないため、60歳からでも挑戦しやすい国家資格です。合格率は例年15パーセントから17パーセント程度で、独学でも半年から1年ほどの学習で合格を狙えます。

宅建士全体の平均年収は約530万円というデータがあり、月収換算では40万円台に達する場合もあります。ただしこれは正社員として不動産会社に勤務し、実績を積んだ人の数字です。シニアの働き方は、不動産会社への再就職と、独立して仲介業務を行う方法の2通りに分かれます。独立の場合は成約した仲介手数料がそのまま収入になるため、契約を取れれば月30万円以上も十分に狙えます。東京都内だけでも60歳以上を対象とした宅建士の求人が200件を超えており、経験者だけでなく未経験者にも一定の需要があります。独立は収入が不安定になりやすく、事務所家賃などの経費負担も発生するので、そのリスクは織り込んでおく必要があります。

マンション管理士と管理業務主任者はダブル取得で年収1000万円も見えてくる

マンション管理士と管理業務主任者は、いずれもマンション管理に関わる国家資格です。マンションストックの増加を背景に、シニア世代への需要が広がっている分野です。

マンション管理士として企業に勤務する場合の年収は400万円程度が目安とされ、不動産業界全体の平均年収である約571万円と比べるとやや低めです。ただし複数の管理組合と顧問契約を結べれば、年収1000万円も視野に入るという情報があります。管理業務主任者とのダブルライセンスを取得すれば対応できる業務の幅が広がり、収入アップにつながりやすくなります。マンション管理会社での勤務経験や管理業務主任者としての実務経験があれば、60歳を過ぎてからマンション管理士の資格を取得しても働くことができます。未経験からいきなりマンション管理士としての仕事を得るのは難しいため、先に管理業務主任者を取得し、管理会社で経験を積んでからステップアップする流れが現実的です。マンション管理人のような周辺の清掃や日常管理の職種も含めれば、60代の就業機会はさらに広がります。

タクシー運転手は歩合率60%で月商40万円なら月収24万円に届く

タクシー運転手に必要な資格は普通第二種免許で、教習所に通えば短期間で取得できます。資格取得のハードルが低く、歩合制で頑張った分だけ稼げる仕事として、60代からの転職先の定番になっています。

全国平均年収は414.8万円で、直近4年間で38パーセント増加したというデータがあります。給与体系は固定給に歩合率62パーセントから63パーセントを乗せるAB型が主流で、月間の売上に歩合率をかけた金額が月収の目安になります。歩合率60パーセントで月の売上が40万円であれば月収24万円、売上90万円であれば月収54万円という計算例があり、稼働状況しだいで月30万円を超えることも十分に射程に入ります。タクシー業界の平均年齢はおよそ60歳とされ、年金を受給しながら収入を抑えめに働く60代以上のドライバーも多いのが実情です。業界全体としてシニア人材への抵抗感が少なく、未経験者でも採用されやすい環境が整っています。東京や大阪などの都市部では年収500万円を超える例も現実的で、地域による差も大きくなります。座り仕事が中心のため体力的な負担は比較的少ない一方、長時間の乗務や夜間勤務がある点は考慮しておく必要があります。

日本語教師は60代の平均年収335万円をコマ数で底上げする働き方が現実的

日本語教師は、外国人労働者や留学生の増加を背景に需要が年々高まっている職業です。2024年の制度改正により、国家資格「登録日本語教員」として法的に位置づけられ、専門職としての評価が高まっています。若手から60代まで年齢を問わず活躍できる点も特徴で、社会人経験や海外経験、コミュニケーション能力を活かしやすい仕事です。

一方で、60代以上の日本語教師の平均年収は335万円というデータがあり、月収換算では30万円をやや下回ります。40代や50代の年収と比べても60代では減少する傾向にあり、常勤採用よりも非常勤やコマ給制での勤務が中心になりやすいことが背景にあります。月30万円を目指すのであれば、日本語学校での常勤採用を狙うか、オンラインレッスンやフリーランスとして複数の生徒や学校と契約し、コマ数を積み上げる働き方が現実的です。資格取得には養成講座の受講や日本語教育能力検定試験の合格が必要で、取得までにまとまった時間と費用がかかる点も踏まえて計画してください。

ケアマネジャーは東京都内だけで60歳以上向け求人が1000件を超えている

介護支援専門員、いわゆるケアマネジャーは、介護業界の人手不足を背景に60歳以上の求人が非常に多い職種です。東京都内だけでも60歳以上を対象としたケアマネジャーの求人が1000件を超えて掲載されており、旺盛な需要がうかがえます。

働き方の幅も広く、正社員のフルタイム勤務のほか、パートや非常勤、エリアマネージャーといったポジションもあります。70歳以上でもパート勤務であれば採用されるケースがある一方、正社員採用では65歳を定年としている施設もあるため、希望する働き方に応じて求人を選ぶ必要があります。ブランクがある人や60歳以上の応募を歓迎する事業所も多く、介護職からのキャリアチェンジ先としても人気があります。ケアマネジャーになるには、介護福祉士などの実務経験を経たうえで介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を修了しなければなりません。介護の実務経験がある人向けの資格であり、まったくの未経験からすぐに取得できるものではありませんが、介護職として一定期間働いてきた人にとっては、60歳からのキャリアアップ先として現実的な選択肢です。

危険物取扱者とボイラー技士と電気工事士を組み合わせると設備管理の求人で優遇される

ビルやマンション、工場などの設備管理の仕事は、シニア層の再就職先として根強い人気があります。危険物取扱者、ボイラー技士、電気工事士の3資格は「ビル管理三種の神器」と呼ばれ、組み合わせて取得すると採用の幅が広がります。

給与水準は勤務先や地域によって差があり、特級ボイラー技士を活かせる求人で年収451万円から500万円、北海道のボイラー管理求人で年収400万円から800万円という案件が確認できます。工場設備の運用や保全職では月給23万円からの求人例もあり、資格と経験、地域によって月30万円に届くかどうかが変わってきます。神奈川県の設備管理求人では「シニアの方が多数活躍中で、長く勤務できる職場」という説明が見られるなど、シニア歓迎の求人が比較的多いのも特徴です。設備管理業界は24時間稼働の施設も多く、交代勤務や宿直がある求人も少なくありません。これらの資格は実技講習や比較的短期間の学習で取得できるものも多く、60歳からでも計画的に取得を目指せます。同じビル管理系の資格として、給水装置工事主任技術者も選択肢になります。平均年収は400万円から600万円が目安で、経験年数や勤務エリアによって差が出ます。建築物環境衛生管理技術者、通称ビル管理士も根強い求人があり、経験を積めば年収750万円台の求人も存在します。いずれも実務経験の要件がある資格なので、設備管理や建築系の仕事に携わってきた人が、60代でのキャリアの集大成として取得するケースが多くなっています。

電気主任技術者は2030年に約2000人不足する見通しで70歳以上の求人もある

電気主任技術者、通称電験は、高圧受電設備を持つビルや工場で選任が義務付けられている国家資格です。現役技術者の高齢化により人手不足が続いており、2030年には約2000人の技術者が不足すると見込まれています。今後も需要の拡大が続く見通しの、いわば売り手市場の資格です。

シニアにとっての魅力は、年齢を理由に敬遠されにくい点にあります。70歳以上でも応募可能な求人があるほか、完全週休2日制、年間休日120日以上、残業少なめといった好条件の求人も見られ、体力的な負担が少ない環境で長く働けます。給与水準は求人によって幅があり、電験三種資格保有者向けの求人では月給25万5500円から30万8700円程度に加えて年2回の賞与が支給される例、月給23万3000円から28万5000円程度に年3回の賞与や残業手当が加算される例などがあります。月30万円という水準は、賞与を含めた年収ベースで考えれば十分に射程圏内に入る求人が多くなっています。取得には高圧受電設備の保守経験を求める求人が一般的なので、電気工事や設備管理の実務経験がある人にとって、60代でのキャリアの集大成となりやすい資格です。

フォークリフトと大型免許は経験者なら月給20万円から30万円の求人に採用されやすい

フォークリフト運転は、年齢に関係なく働きやすい仕事の代表例です。運転そのものに年齢の上限はなく、65歳や70歳まで再雇用制度を設けている職場もあります。

給与については月給20万円から30万円程度の求人が見られ、経験者であれば好条件の職場に採用されやすくなります。未経験でも、教習所などで数日間のフォークリフト運転技能講習を修了すれば資格を取得でき、取得のハードル自体は高くありません。ただし実務経験が重視される傾向が強く、未経験からいきなり高収入を得るのは難しい場合もあります。長年トラック運転手や倉庫作業に従事してきた人であれば、経験を活かして即戦力として採用されやすく、月30万円前後の求人に応募しやすくなります。大型免許やけん引免許を組み合わせて取得すれば、長距離輸送ドライバーなど、より収入の高い求人にも対応できる可能性が広がります。

ファイナンシャルプランナーは相談料だけでなく講演や執筆を組み合わせて収入を積み上げる

ファイナンシャルプランナーは、金融や保険、不動産などの業界知識を活かしやすい資格で、独立開業という形で60代からのセカンドキャリアに選ぶ人もいます。独立系FPの収入は経験年数に比例して伸びる傾向があり、40代で企業所属のFPを追い抜き、50代で明確な差がつくというデータがあります。

経験を積んだ独立系FPの平均年収は902万円で、5人に1人以上が年収1000万円を超えているという調査結果もあります。相談料の相場は1時間あたり5000円から2万円程度で、独立系FP事務所が自由に設定できます。収入源を相談料だけに絞らず、講演料や執筆料、オンライン講座など複数の柱を持つことで、年収500万円前後を積み上げている例も見られます。相談料240万円、講演料120万円、執筆料60万円、オンライン講座80万円というモデルケースがその一例です。60代からFPとして独立する場合、いきなり相談料収入だけで月30万円を狙うのは簡単ではありませんが、保険会社や銀行、不動産会社での勤務経験を活かせれば、相談件数や講演、執筆の依頼を安定的に獲得しやすくなります。資格自体はFP3級やFP2級であれば独学でも比較的取得しやすく、まず企業内FPや金融機関の窓口業務で経験を積み、その後独立するというステップを踏む人が多くなっています。

整体やリラクゼーションの開業は個人事業の開業届だけで始められる

整体師やリラクゼーションセラピストは、国家資格が必須ではない業態も多く、60代からでも比較的始めやすい仕事です。無資格でも開業可能な整体やリラクゼーションサロンであれば、税務署に個人事業の開業届を提出するだけで事業を始められます。

自宅の一室や出張施術という形態を取れば、店舗の賃貸や内装工事にかかる費用を大幅に抑えられ、大きな借金を抱えるリスクを避けながら開業できます。運営コストの目安は、水道光熱費が月額2万円から5万円程度、広告宣伝費が月額5万円以上とされており、これらを踏まえた事業計画が必要です。あん摩マッサージ指圧師やはり師、きゅう師といった国家資格を取得すれば、健康保険を適用した訪問施術が可能になり、より安定した収益基盤を築きやすくなります。無資格で整体やリラクゼーション業を展開する場合は、施術の専門性そのものよりも、コンセプトや接客、リピーター獲得といった経営面での差別化が重要になります。月30万円という水準は開業後すぐに達成できるものではなく、常連客をどれだけ確保できるかにかかっています。

衛生管理者は月給23万9600円からの求人に総務経験を組み合わせて月30万円を狙う

衛生管理者は、労働安全衛生法にもとづき一定規模以上の事業場で選任が義務付けられている国家資格です。第一種と第二種に分かれており、取得には所定の実務経験が必要で、大学や専門学校卒であれば1年以上、高卒であれば3年以上とされています。総務や人事の仕事に携わってきた人が、60代でのキャリアの幅を広げるために取得するケースが多い資格です。

求人市場では、60歳以上を対象とした第一種衛生管理者の求人があり、勤怠管理や給与計算、安全衛生委員会の運営、労働契約の手続き、職場環境の改善といった業務を担当します。給与面では、月給23万9600円からに年齢に応じた調整や各種手当が加算される求人例や、衛生管理者手当として1万円が別途支給される求人例があり、総務や人事の実務経験と組み合わせることで、月30万円前後の求人に応募しやすくなります。シニア向けの転職サイトでも、第一種衛生管理者の求人は継続的に掲載されています。

警備業務検定は警備業法の配置義務があるため未経験からでも需要が安定している

警備業界も慢性的な人手不足が続いており、60代や70代の警備員が数多く活躍しています。警備業法により、交通誘導警備や雑踏警備などの現場には一定割合以上の有資格者を配置することが義務付けられているため、警備業務検定の合格者は安定した需要があります。

警備業務検定は未経験からでも取得しやすく、資格取得後は警備職への転職で有利に働きます。給与水準は施設警備や交通誘導警備など業務内容によって差があり、月30万円に届くかどうかは勤務日数や夜勤、宿直の有無によって変わってきます。体力面での負担がある仕事ではありますが、シニア層への理解がある職場が多く、未経験からでも始めやすいのは大きな利点です。

シルバー人材センターの配分金は月3万円から5万円で月30万円の目標とは別物

60代の就労先を調べていると、シルバー人材センターという選択肢もよく見かけます。ここで注意したいのは、シルバー人材センターは月30万円を目指す働き方とは性質が異なるという点です。

シルバー人材センターには、原則60歳以上の人が年会費1000円から3000円程度で登録でき、地域の家庭や企業、公共団体から臨時的、短期的な仕事を受注して会員に依頼する仕組みになっています。月8日から10日程度の就業で、全国平均の配分金は月3万円から5万円程度とされ、労働時間も月10日以内、週20時間未満が目安です。時給換算では1100円程度で労災はなく、通常の派遣の時給1400円程度、労災ありと比べても低めの水準です。シルバー人材センターは生きがいを得るための短時間就業を目的とした制度であり、ここまで紹介してきた資格を活かした仕事のように、月30万円規模の収入を目指す働き方とは前提が違います。年金を補う程度の副収入を無理なく得たいなら適していますが、月30万円という目標を掲げるなら、資格を活かした正社員や契約社員としての就業、歩合制や独立型の仕事を軸に検討する必要があります。

アロマやハンドメイドなど趣味の資格だけで月30万円を稼ぐ人はごく一部にとどまる

60代からの資格選びでは、アロマテラピーや花道、ハンドメイド講師のような趣味の延長線上にある資格やスキルも人気があります。ただし、こうした分野で実際に月30万円クラスの収入を得ている人はごく一部にとどまります。

ハンドメイド作品の販売を副業にしようと考える40代から60代は増えていますが、作れば売れるというわけではなく、思うように売れずに早い段階で挫折してしまうケースも少なくありません。得意分野を教えるオンライン講師業も、シニア世代の副業として人気があり、初期投資がほぼ0円で始められる点は魅力ですが、安定した収入につなげるには生徒集めや継続的な情報発信といった営業努力が欠かせません。60代からの資格や副業選びの基本は、大きな借金を抱えるようなハイリスクな投資を避け、ローリスクで始められるものを選ぶことです。趣味を活かした仕事は生きがいとしての価値が大きい一方、月30万円という具体的な目標を掲げるなら、需要が明確で実務経験を評価してもらいやすい資格を軸に据えるほうが現実的です。

月30万円を実現するには歩合制の仕事と資格の組み合わせを軸に選ぶ

ここまで紹介してきた資格に共通するのは、資格を取っただけで自動的に月30万円になるわけではないという点です。月30万円という水準を現実的に目指すには、いくつかの工夫が必要になります。

まず、これまでのキャリアと親和性の高い資格を選ぶことです。未経験分野に挑戦するよりも、これまでの職歴や実務経験を活かせる資格のほうが採用時の評価が高くなりやすく、結果的に収入も上がりやすくなります。次に、歩合制や出来高制の仕事を選択肢に入れることです。タクシー運転手や不動産営業のように成果が収入に直結する働き方は、年齢によるハンデを実力でカバーしやすくなります。危険物取扱者とボイラー技士と電気工事士のように、関連する資格を複数取得して即戦力人材として評価してもらうのも有効な戦略です。宅建士と管理業務主任者のダブルライセンスも同様の効果が期待できます。ケアマネジャーやフォークリフト運転のように、パートや非常勤でも月30万円クラスの案件は存在するので、フルタイムにこだわらず勤務日数や時間を調整しながら収入を積み上げていく発想も、60代からの働き方としては現実的です。

資格取得の前にハローワークの生涯現役支援窓口で求人の実態を確認しておく

資格取得を検討する際は、取得にかかる費用と期間、そして取得後に本当に仕事につながるかを事前に確認しておくことが欠かせません。通信講座や資格スクールの受講料は数万円から数十万円と資格によって幅があり、独学で挑戦できるものもあれば、実務研修の受講が必須の資格もあります。

年齢不問やシニア歓迎と書かれた求人でも、実際には体力面や勤務時間帯の条件が厳しい場合があるため、事前に勤務条件をよく確認したうえで応募することが望ましいです。厚生労働省は全国のハローワークのうち約300か所に生涯現役支援窓口を設置しており、おおむね60歳以上の求職者を対象に、専任ナビゲーターによる予約制の個別相談や、シニア向け求人の紹介、シルバー人材センターなど雇用によらない就業機会の情報提供までを行っています。55歳以上を対象としたシニア応援コーナーを併設するハローワークもあり、65歳以上の再就職支援にも力を入れています。こうした窓口やシニア専門の転職エージェントを併用すれば、年齢に応じた求人紹介や条件面のアドバイスを受けられます。資格取得と並行して、早めに相談しておくとよいでしょう。

60歳から月30万円を稼ぐことは、士業のような難関資格を取らなくても十分に狙える目標です。宅建士やマンション管理士のような不動産系資格、タクシー運転手のような歩合制の仕事、日本語教師やケアマネジャーのような需要拡大中の専門職、設備管理や物流、警備のような人手不足業界まで、選択肢は幅広くあります。資格そのものの知名度や難易度だけで選ぶのではなく、これまでの経験や得意分野、希望する働き方に合った資格や仕事を見極めることが、60歳からの安定した収入につながる近道です。

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