愛玩動物看護師とは、2022年5月に施行された愛玩動物看護師法によって誕生した国家資格であり、60代の方でも実務経験者ルートを活用すれば受験資格を得ることが可能です。受験にあたって年齢制限は設けられておらず、通算5年以上の動物看護に関する実務経験があれば、指定講習会の受講と予備試験への合格を経て国家試験に挑戦できます。ただし、この実務経験者ルートには令和9年(2027年)4月30日という経過措置の期限が設定されており、期限を過ぎると大学や養成所に通い直す必要があります。
この記事では、愛玩動物看護師の国家資格について、制度の概要から受験資格の詳細、実務経験者ルートの要件、試験対策、60代ならではの強みや資格取得後のキャリアまで網羅的に解説していきます。長年にわたり動物に関わる仕事を続けてきた方が、経験と知識を国家資格という形で証明するための具体的な道筋をお伝えします。

愛玩動物看護師とは?国家資格化の背景と意義
愛玩動物看護師とは、獣医師の指示のもとで犬や猫などの愛玩動物の診療補助を行うほか、動物の看護や飼い主への助言・支援を担う国家資格です。愛玩動物看護師法は令和元年(2019年)6月に制定され、令和4年(2022年)5月1日に全面施行されました。この法律によって、従来は民間資格にとどまっていた動物看護師が、業務独占・名称独占の国家資格として法的に位置づけられました。
国家資格化の背景には、日本社会におけるペットの位置づけの大きな変化があります。一般社団法人ペットフード協会の調査では、犬猫の飼育頭数は合計で約1,500万頭を超えており、少子高齢化が進む中でペットは家族の一員としての存在感を年々高めています。さらにペットの長寿命化に伴い、がんや糖尿病、腎臓病などの慢性疾患を抱える動物が増加し、獣医師だけでは高度かつ多様な医療に対応しきれない状況が生じていました。こうした社会的ニーズの高まりを受け、獣医師と動物看護師によるチーム獣医療の提供体制を整備する必要性から、愛玩動物看護師法が制定されました。
また、人と動物の関係が心身に与える影響の重要性が社会的に認識されるようになり、アニマルセラピーをはじめとする動物介在活動も広く行われるようになりました。動物看護師の専門性を公的に認め、業務範囲を法的に整備することが強く求められた結果、国家資格化が実現したのです。
愛玩動物看護師法制定までの歩み
愛玩動物看護師法が制定されるまでには、長い歴史的経緯があります。平成15年(2003年)に日本獣医師会小動物委員会で動物看護師の在り方に関する議論が本格化し、平成21年(2009年)には一般社団法人日本動物看護職協会が設立されました。平成23年(2011年)には動物看護師統一認定機構が設立され、翌年から民間の主要5団体が共同で統一試験を実施し始めたことで、民間レベルでの資質の統一が図られました。そして令和元年(2019年)に議員立法により愛玩動物看護師法が成立し、令和4年(2022年)5月1日の全面施行を経て、第1回愛玩動物看護師国家試験が令和5年(2023年)2月に実施されました。
従来の認定動物看護師との違いと新たな業務範囲
国家資格である愛玩動物看護師と、従来の認定動物看護師(民間資格)の間には明確な違いがあります。認定動物看護師は動物看護の知識や技術の水準を統一する目的で設けられた民間資格でしたが、法的な裏付けがなく、投薬や採血などの医療行為は認められていませんでした。
一方、愛玩動物看護師は業務独占・名称独占の国家資格であり、獣医師の指示のもとでマイクロチップの装着、採血、カテーテルによる採尿、輸液剤の注射、投薬といった診療補助業務を行うことが法的に認められています。また、2022年5月以降は資格を持たない者が「愛玩動物看護師」の名称を使用することが禁止されており、違反した場合には罰則が適用されます。
| 項目 | 認定動物看護師(民間資格) | 愛玩動物看護師(国家資格) |
|---|---|---|
| 資格の種類 | 民間資格 | 国家資格(業務独占・名称独占) |
| 法的根拠 | なし | 愛玩動物看護師法 |
| 診療補助 | 不可 | 獣医師の指示のもと可能 |
| 名称使用制限 | なし | 無資格者の名称使用禁止 |
愛玩動物看護師の3つの業務の柱
愛玩動物看護師の業務は、診療の補助、愛玩動物の看護、愛護・適正飼養に関する助言・支援の3つの柱で構成されています。
診療の補助は、愛玩動物看護師の資格を持つ者のみが行える独占業務です。輸液剤の注射、採血、マイクロチップの装着、カテーテルの留置、投薬(経口投薬、外用薬の塗布など)が含まれます。ただし、診断行為、エックス線撮影における放射線の照射、ワクチンなど身体への影響が大きい医薬品の投与、外科手術については引き続き獣医師のみが行えるものとされています。
愛玩動物の看護としては、入院動物の世話(食事管理、排泄の世話、体調観察など)、診断を伴わない検査(体温測定、体重測定など)、手術の準備や介助、治療後のリハビリテーション補助、獣医師の診察・処置の際に動物を安全に固定する保定などの業務があります。
さらに、愛護・適正飼養に関する助言・支援として、動物の日常の手入れ(ブラッシング、爪切りなど)に関する指導、人と動物の共生に必要なしつけに関する助言、動物介在教育(AAE)や動物介在活動(AAA)への支援、動物飼養困難者への支援、災害時の被災動物の適正飼養支援、ペットロスケアに関する助言なども担います。このように愛玩動物看護師は、動物医療の質を高めるだけでなく、人と動物が共生する社会づくりにも貢献する専門職です。
愛玩動物看護師国家試験の受験資格と3つのルート
愛玩動物看護師国家試験を受験するには、所定の受験資格を満たす必要があり、大学ルート、養成所ルート、現任者ルート(経過措置)の3つのルートが設けられています。
大学ルートは、主務大臣の確認を受けた大学で愛玩動物看護師の養成課程を修めて卒業するルートで、帝京平成大学やヤマザキ動物看護大学などが該当し、修業年限は4年間です。養成所ルートは、都道府県知事が指定した養成所で3年以上学ぶルートで、各地の動物看護系専門学校が養成所として指定を受けており、社会人入学も受け付けている学校が多く、10代から50代まで幅広い年齢層の学生が在籍しています。
そして、60代の方にとって最も現実的な選択肢が現任者ルート(経過措置)です。このルートには、既卒者・在学者ルート(法附則第2条)と実務経験者ルート(法附則第3条)の2つの区分があります。既卒者・在学者ルートは、法の施行日(令和4年5月1日)前に大学・養成所に入学し必要な科目を修めて卒業した方が対象で、講習会の受講により受験資格が得られ、予備試験は不要です。実務経験者ルートは、愛玩動物看護師の業務(診療の補助を除く)を通算5年以上行った方が対象で、指定講習会の受講と予備試験への合格が必要となります。
60代が注目すべき実務経験者ルートの受験資格と要件
実務経験者ルートは、60代で愛玩動物看護師を目指す多くの方にとって最も現実的な受験資格取得の方法です。このルートでは、通算5年以上の実務経験があれば、専門学校や大学に通い直すことなく国家試験への道が開かれます。
実務経験の要件と認められる勤務形態
実務経験者ルートの要件は、愛玩動物看護師の業務(診療の補助を除く)を通算5年以上業として行ったことです。ここで重要なのは、5年の経験が連続している必要はないという点です。たとえば、20代で動物病院に3年間勤務し、育児などのブランクを経て40代で再び2年間勤務した場合でも、通算5年以上となるため要件を満たします。また、農林水産大臣および環境大臣がこれと同等以上の経験を有すると認める者も対象となります。
勤務形態については、正社員に限らず、パートタイム勤務やアルバイト、さらにはボランティアであっても、常態として週1日以上業として行ったことを実務経験証明書で証明できる場合には認められます。動物病院でパートとして長年働いてきた方や、動物保護施設でボランティアとして活動してきた方も、条件を満たせば受験資格を得られる可能性があります。動物病院以外にも、ペットショップ、ペットサロン、動物保護施設、ペットシッターなどでの業務も、愛玩動物の看護や適正飼養に関する業務であれば実務経験として認められる場合があります。ただし、具体的な業務内容によって判断が異なるため、不明な場合は試験実施機関に確認することが推奨されています。
実務経験の証明方法
実務経験は、勤務先の管理者(動物病院の院長など)が発行する実務経験証明書によって証明します。この証明書には勤務期間、勤務内容、勤務形態などが記載されます。過去の勤務先がすでに閉院している場合など証明書の取得が困難なケースでは、農林水産省や環境省のQ&Aを確認するか、試験実施機関である動物看護師統一認定機構に相談することが推奨されています。
経過措置の期限に注意
実務経験者ルートの経過措置には令和9年(2027年)4月30日という明確な期限が設けられています。この日までに行われる予備試験に合格する必要があり、期限を過ぎると実務経験者ルートでの受験資格は失われ、大学や養成所を卒業するルートのみとなります。第4回予備試験は2025年10月5日に実施され、これに対応する第4回国家試験は2026年2月15日に実施されました。経過措置の期限を考えると、今後予備試験を受験できる機会は極めて限られており、60代で受験を検討している方は一刻も早く準備を始めることが重要です。
実務経験者に必要な指定講習会の概要
実務経験者ルートで受験するためには、農林水産大臣および環境大臣が指定した指定講習会の課程を修了する必要があります。講習会は愛玩動物看護師となるために現任者が理解しておくべき内容を学ぶことを目的としており、オンライン(オンデマンド)形式で実施されています。対面形式での講習会は行われておらず、自宅のパソコンやタブレットから自分のペースで受講できるため、仕事を持つ方や遠方に住む方にとっても受講しやすい形態です。
講習会のコースは修学歴や認定動物看護師資格の有無によって分かれています。
| 区分 | 受講時間 | 費用(教材費・消費税・振込手数料込) |
|---|---|---|
| 認定動物看護師資格あり | 16時間 | 12,800円 |
| 認定動物看護師資格なし | 26時間 | 22,800円 |
コース選択を誤ると受験資格が認められない場合があるため、自身の修学歴や資格の有無を正確に確認した上で適切なコースを選択する必要があります。講習会の課程を修了すると指定講習会修了証明書が発行され、これが予備試験の出願時に必要となります。予備試験の申込期間に間に合うよう、余裕を持って受講を開始することが大切です。
予備試験の概要と対策方法
実務経験者が国家試験の受験資格を得るためには、講習会の修了に加えて予備試験への合格が必要です。予備試験とは、実務経験者が国家試験を受験するに足る基礎的な知識を有しているかを確認するための試験です。問題形式は国家試験と同様の五肢択一マークシート方式で、出題範囲は国家試験と重なる部分が多いものの、より基礎的な内容が中心となっています。
第4回予備試験は2025年10月5日に実施されました。経過措置の期限(2027年4月30日)が迫る中、今後予備試験を受験できる機会は限られているため、万全の準備で臨むことが重要です。
予備試験の対策としては、講習会の内容をしっかり復習すること、動物看護師統一認定機構のウェブサイトで公開されている過去の予備試験問題を解くこと、国家試験の過去問にも目を通しておくこと、動物看護に関する基礎知識を体系的に学習することが効果的です。
愛玩動物看護師国家試験の出題範囲と合格基準
愛玩動物看護師国家試験は年1回実施される試験で、試験形式は五肢択一マークシート方式、問題数は200問から240問程度です。内訳は必須問題が約50問、実地問題が約50問、一般問題が約100問となっており、試験は午前と午後に分かれて1日かけて行われます。第4回国家試験は2026年2月15日に実施されました。
出題範囲は基礎動物学(動物の体の構造と機能、遺伝と繁殖、疾病の基礎知識)、基礎動物看護学(動物看護の基本概念、動物薬理学、動物病理学、動物感染症学)、臨床動物看護学(内科看護学、外科看護学、救急看護学、臨床検査学)、愛護・適正飼養学(動物愛護に関する法律、動物行動学、ペット関連産業概論、動物のライフステージに応じた飼養管理)の4分野です。
合格するためには、必須問題の正答率70%以上(50問中35問以上正解)と、一般問題・実地問題を合わせた正答率60%以上(合わせて90問以上正解)の2つの条件をどちらも満たす必要があります。どちらか一方でも基準に満たない場合は不合格となるため、基礎知識の徹底的な習得が重要です。
合格率の推移
これまでの国家試験の合格率は以下の通りです。
| 回 | 実施時期 | 全体合格率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2023年2月 | 約88% | — |
| 第2回 | 2024年3月 | 約69.6% | 難化 |
| 第3回 | 2025年2月 | 約88.0% | 新卒者平均93.7% |
第2回では合格率が大きく低下しましたが、第3回では回復しました。回によって難易度に変動があることがわかり、現任者(実務経験者ルート)の合格率は新卒者よりも低い傾向にあるため、しっかりとした試験対策が求められます。
60代からの効果的な試験対策と勉強方法
60代から国家試験に挑戦する場合、効率的な勉強方法を選ぶことが合格への鍵となります。
キーワード連想法は、必須問題と一般問題の対策に特に効果的な学習法です。問題中に出現したキーワードに対して、何も見ずに自分の頭の中で説明ができるかどうかを確認する方法で、単なる暗記ではなく関連知識を連想的に結びつけることで応用力のある知識が身につきます。過去問の繰り返し学習も重要で、国家試験では同様の内容が繰り返し出題される傾向があるため、動物看護師統一認定機構のウェブサイトで公開されている過去問を活用して出題パターンを把握することが効果的です。市販の問題集については、複数に手を出すよりも1冊を徹底的に繰り返す方が効率的とされています。また、YouTubeなどの動画コンテンツを活用してスキマ時間に学習することも有効な手段です。
過去の出題傾向から重点的に学習すべきテーマとしては、炎症の仕組みと種類、DNAとRNA、細胞内小器官の機能、骨と関節の構造、小型犬・大型犬に多い疾患、心臓の構造と循環器系疾患、画像検査(レントゲン、超音波など)、血液の成分と検査、呼吸器系の構造と疾患、ホルモンと内分泌系、皮膚の構造と皮膚疾患、神経系と脳の構造、ウイルスと細菌の基礎知識、寄生虫の種類と予防、動物愛護関連法規などが挙げられます。
60代の受験者が意識すべきポイント
試験日から逆算して無理のない学習計画を立てることが大切で、1日4時間程度を目安に毎日コツコツと継続する姿勢が求められます。長年の実務経験は大きなアドバンテージであり、日々の業務で培った知識は試験にも役立ちますが、経験則だけでなく教科書的な知識も正確に押さえておく必要があります。長期間の勉強は体力的にも負担がかかるため、適度な休息と運動を取り入れ、特に目の疲れに注意して適切な照明環境で学習することも重要です。同じ目標を持つ仲間をSNSやオンラインコミュニティで見つけることは、モチベーション維持にも効果的です。
60代で愛玩動物看護師を目指す意義と資格取得後のキャリア
60代という年齢で国家資格の取得を目指すことは決して遅すぎることではなく、むしろ長年の経験と知識を活かせる絶好のタイミングです。実際に、65歳で国家資格取得に挑戦した方の事例が報告されており、64歳の時に目標を掲げて仕事を終えてから毎日4時間の勉強を続けたとのことです。最初の受験では必須問題と一般問題でそれぞれ1問ずつ基準に足りず惜しくも不合格となりましたが、諦めずに次の試験に向けて再び勉強を始めたという経緯があります。年齢を理由に諦める必要はまったくありません。
60代の受験者には、何十年にもわたる豊富な実務経験、人生経験に基づく深い理解力と判断力、動物への深い愛情と使命感、そして退職後や半退職の状態であれば現役世代より勉強時間を確保しやすいという強みがあります。
資格取得後の活躍の場としては、動物病院での勤務が最も一般的であり、国家資格により診療補助業務も行えるようになるため業務範囲が広がります。そのほか、ペットホテルやペットサロンなどのペット関連施設での勤務、動物保護団体やシェルターでの専門的なボランティア活動、ペットシッターとしての独立や高齢者施設・医療機関での動物介在活動(アニマルセラピー)など、多様なキャリアの選択肢があります。特に動物介在活動は今後さらに需要が高まると予想されています。なお、資格取得後に就職が義務づけられているわけではなく、ボランティア活動や自身のペットのケアに知識を活用することも可能です。
愛玩動物看護師の年収・待遇と将来性
愛玩動物看護師の平均年収は約317万円とされており、日本人全体の平均年収約458万円と比較すると高い水準とはいえません。しかし、2022年の国家資格化以降は待遇改善の動きが見られており、資格手当として月額5,000円から20,000円程度を支給する動物病院も増えています。
| 勤務先 | 年収の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 動物病院 | 280万円〜380万円程度 | 最も一般的な勤務先 |
| 検査センター | 300万円〜400万円程度 | 土日祝休みの場合が多い |
| ペット関連企業 | 300万円〜450万円程度 | 年収の幅が広い |
| 動物園・水族館 | 300万円〜400万円程度 | — |
将来性については、ペット関連市場が年々拡大していること、ペットの高齢化に伴う高度獣医療へのニーズの高まり、高齢者介護や小児医療、障がい者支援の分野での動物介在活動の普及、災害時のペット同行避難に関する意識の向上など、愛玩動物看護師の需要は今後さらに増加すると考えられています。
受験までの具体的なスケジュールと必要な費用
60代の方が実務経験者ルートで愛玩動物看護師を目指す場合、まず1か月程度をかけて自分が実務経験者ルートの要件を満たしているか確認し、通算5年以上の実務経験があるか、実務経験証明書を取得できるかを確認します。その後、1か月から2か月をかけてオンデマンド形式の指定講習会を受講し、修了証明書を取得します。予備試験の出願と対策に3か月から6か月程度を充て、予備試験受験後に合格すれば国家試験の出願と対策に3か月から4か月を費やし、国家試験に挑みます。合格発表後は所定の手続きを経て愛玩動物看護師として登録します。
資格取得にかかる主な費用は以下の通りです。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 指定講習会受講料 | 12,800円〜22,800円 |
| 予備試験受験手数料 | 14,000円程度 |
| 国家試験受験手数料 | 27,200円程度 |
| 登録手数料 | 14,000円程度 |
| 問題集・参考書代 | 5,000円〜15,000円程度 |
合計で約70,000円から90,000円程度となり、専門学校に通うルートと比較するとはるかに低コストで資格取得を目指すことができます。
愛玩動物看護師の受験資格についてよくある疑問
愛玩動物看護師の受験資格に関して、60代の方から多く寄せられる疑問について解説します。
年齢制限については、愛玩動物看護師国家試験には年齢制限が設けられておらず、受験資格を満たしていれば何歳でも受験可能です。実際に65歳で受験された方の事例も報告されています。
実務経験の連続性については、5年以上の実務経験は連続している必要はなく、通算で要件を満たしていれば途中にブランクがあっても問題ありません。パートやアルバイトの経験についても、常態として週1日以上業として行ったことを証明できれば実務経験として認められ、ボランティアも同様です。
経過措置の期限は令和9年(2027年)4月30日であり、この期限を過ぎると実務経験者ルートでの受験はできなくなります。なお、経過措置期間内であれば予備試験は複数回受験することが可能であり、予備試験に合格していれば国家試験も何回でも受験できます。ただし、経過措置期間後は予備試験が実施されなくなるため注意が必要です。
独学での合格も十分に可能で、指定講習会はオンデマンドで受講でき、問題集や過去問も市販・公開されています。ただし、計画的な学習と継続的な努力が欠かせません。
まとめ
愛玩動物看護師の国家資格は、動物医療の質を高め、人と動物が共生する社会の実現に貢献する重要な資格です。60代の方であっても、通算5年以上の実務経験を持っていれば経過措置を活用して資格取得を目指すことが十分に可能です。
ただし、実務経験者ルートの経過措置には令和9年(2027年)4月30日という期限があり、この期限を過ぎると大学や養成所に通い直す必要が生じます。長年にわたって動物の世話や看護に携わってきた経験はかけがえのない財産であり、その経験と知識を国家資格という形で証明することは、キャリアの集大成として大きな意味を持ちます。国家資格を取得することで診療補助という新たな業務にも携わることができるようになり、これまで資格がなくてできなかったことが可能になります。経過措置の期限が迫る今こそ、一歩を踏み出す時です。









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